[レポート] 初見で5Gアプリケーションとエッジロケーションを学んできました #TLC301 #AWSreInvent
こんにちは、AWS事業本部の荒平(@0Air)です。
AWS re:Invent 2023では、ラスベガスへ現地参加しています。
本エントリでは、参加したセッション「TLC301-R | 5G intelligent apps and networks with thousands of edge locations [REPEAT]」について紹介します。
3行まとめ
本記事の内容を要約しました。
- 5G通信サービスプロバイダー(CSP)の技術者やIT専門家、特にクラウド・ネイティブアーキテクチャと5G技術を活用してビジネスを拡大しようと考えている方が対象
- AWSの各種サービスと容易に連携することができ、アプリケーション構築に5Gの知識は必要ない
- Wilab Developer Portalでは、5Gアプリケーション用のAPI操作が可能
セッション概要
クラウド・ネイティブな5G CSPのビジョンには、何千もの低遅延アプリケーションをシームレスに展開するためのマイクロサービスを備えたサービスベースのネットワーク・アーキテクチャが必要です。 このビルダーズセッションでは、5Gネットワークを計画・構築し、サービスを意識したアプリケーションを展開して、この次世代テクノロジーの真の可能性を引き出す方法を学びます。 CSPがDevOps、アナリティクス、およびAmazon EKS、Amazon EC2、Amazon VPC、Amazon CloudWatch、AWS X-Ray、Amazon GuardDuty、Amazon MacieなどのブートストラップAWSサービスを使用して、画期的な自動化を使用してアプリケーションと完全に仮想化された5Gインフラストラクチャを数分で展開する方法をご覧ください。
スピーカー
- Vijay Veggalam
- Yan Wang
- Cheng Liu
- Ramu AKULA
- Vara Prasad Talari
レベル
- 300 - Advanced
- Workshopは 200 でした
セッション内容
ビルダーズセッションということもあり、参加者は少人数に制限され、サービス開発者5-6人に対し、参加者は15名程度でした。
実現した構成
5Gのシミュレーションとして、wilabというサービスを実際に触らせて頂き、各種AWSサービスとの連携を試しました。
5G Anywhereの詳細な構成です。
ただし、この図は理解してなくても大丈夫、という説明でした。Wilabの開発者は、AWSと協力して”開発者が5Gを理解すること無く5Gアプリを構成できる”ようにしていると仰っていました。
サンプル5Gアプリケーション
各種AWSサービスの用途は、以下の通りです。
- API Gateway:このサービスをアプリケーションへのエントリポイントとして利用
- Lambda:プロセスを完了するために必要な他のAWS サービスと通信
- Bedrock:プロンプトで特定の条件とアクションを指定することで、パーソナライズされたメッセージを生成
- DynamoDB:常に新しい異なる応答が返すために、送信されたメッセージを保存し、Bedrockのプロンプトに追加
- Pinpoint SMS:定義された目的地に近づくと、Bedrock が生成した挨拶を含むSMSメッセージをユーザーに送信
これらを用意されたCloudFormationにてデプロイしました。
内容はGitHubにて公開されていたので、共有します。
また、PinpointにてSMSを送信する必要がありましたが、日本の電話番号は無事に受信することができました。(一部の海外SIMは非対応のようなので、注意が必要)
試しに3回ほどAPI Gatewayへリクエストを送信してみましたが、Bedrockがレスポンスを生成しているので毎回違う文章が届きました。
Wilab Developer Portal
5Gアプリケーション構成のためのAPIプラットフォームです。
APIの諸設定を行い、モバイルデバイスの登録や位置情報をシミュレートできるようにしました。
画面のように、選択した座標(赤丸)の外にいる状態では、通知は発生しません。
*なお、電話番号はダミーです
デバイスが円の中に入ると、イベントが発生しSMSが届きます。
感想
5GアプリケーションとAWSサービスの連携を学ぶためのセッションでした。
Builder'sの方に直接質問させていただける機会があり、いくつか質問してみました。
また、ワークショップ中も数分おきに進捗を確認してもらい貴重な体験でした。
5Gやエッジロケーションなど、この領域は全くの無知で挑みましたが、丁寧に解説してもらったので理解が深まりました。
REPEATセッションなので、現地勢で、かつ、この領域にご興味のある方は是非ご参加ください!
このエントリが誰かの助けになれば幸いです。
それでは、AWS事業本部 コンサルティング部の荒平(@0Air)がお送りしました!
参考
https://github.com/Wilab-io/aws-reinvent-2023/blob/main/notification_function.py